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日本国内でもそうなのだけど、ブータンで農家をまわって調査をしていると、村々で歓迎してくれてお昼ご飯をご馳走してくれることが少なからずある。今回の滞在中もしかり。 ブータン中南部、サルパン県のゲレフ近くの村では丁度、新築のお家の法要というかご祈祷をしているところだった。室内中央にバナナの茎葉と花々で四角い祭壇を作り、祭壇の中央には小さな護摩壇のような火を焚くところが設けてあった。バナナの葉のお皿に盛られたお米などの供え物もいくつか。ちゃっかり我々も新築のお祝いの振る舞い料理を頂くことに。頂いたのは米粉で作ったシェルロティというドーナッツとジャガイモとヒヨコ豆のカレーで、ネパール系の料理である。シェルロティはほんのり甘いのだが、甘いおやつではなくあくまでもおかずと食べる主食として存在する。以前、別のところで食べた時もエゼ(唐辛子のタレ)をつけて食べた。ネパールに長らく住んでいたN先生が「シェルロティが好きなんだ」って感じのことをネパール語で言ったら、じゃあどうぞと大量のシェルロティをお土産に持たせてくれた。感謝。 同じサルパン県の西、チラン県の県境近くの村では有機栽培の野菜をつくるトレーニングをやっていて品質の良い野菜が採れるとのことだった。その村でご馳走になったのは、唐辛子等スパイスで味付けた家鴨(?)のゆで卵、春雨入りのケワダチ(ジャガイモとトウガラシのチーズ煮)、キャベツとタマネギのエゼ(トウガラシ入りのサラダ)、ダルスープにご飯であった。これに生野菜として青唐辛子、大根、キャベツも。野菜に甘みがあって美味しく、エゼが素晴らしく旨かった。 ブータン南西部サムツェ県のチャルガリ村では村に一軒だけある食堂で食事。トタン板でできた小屋で崖の上に建っている。食事中スコールが降ってきてトタン屋根を叩いてうるさかったが、味は抜群。おかずは、ゆで卵のカレー、エマダチ(トウガラシのチーズ煮)、ポークカレー、野菜(芥子菜?)のカレー煮、ダルスープで、生野菜としてトマト、タマネギ、トウガラシが付いてきた。煮込みすぎて歯ごたえのないトウガラシであることが多いエマダチだが、ここのはしっかりとシャッキリ感が残っている程度に煮込んであって旨い。ポークカレーはおそらくマスタードが効かして有るのだろうか、他とは違う香りでとても美味しかった。 こういった村でのおよばれは我々の役得。これだからこの仕事は辞められないという感じ。とにかく、村の人々に感謝感謝。
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